(厚労省より抜粋)
手足口病、マイコプラズマ肺炎の定点当たりの報告数が増えており、例年の同時期と比べてかなり多い状況となっています(2024年10月現在)。
手足口病とは???
口の中や、手足などに水疱を伴う複数の発しんが出る感染症です
手足口病は、子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、2歳以下が半数を占めますが、小学生でも流行的発生がみられることがあります。成人を含めた小学生以上の大半は、すでにウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いため、成人での発症はあまり多くありません。
病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6(CA6)、CA16、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などです。
手足口病(厚労省のHPにジャンプします)
マイコプラズマ肺炎とは???
頑固なせきをともなう呼吸器感染症。小児や若い人に比較的多い。
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ( Mycoplasma pneumoniae )」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
マイコプラズマ肺炎(厚労省のHPにジャンプします)
基本的な感染対策
新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の予防には、「手洗い」「咳(せき)エチケット」などが有効です。
特に、高齢者や基礎疾患のある方が感染すれば重症化リスクも高まります。高齢の方と会ったり、通院や大人数で集まったりするときは、マスク着用を含めた感染症対策へのご協力をお願いします。